≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ で じ じ の 日 刊 オ ー デ ィ オ ブ ッ ク 通 信 【No.0126】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 携帯 http://www.digigi.jp/i/ PC http://www.digigi.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒ オーディオブック出版のパンローリングが贈る、 日刊オーディオブックをお読みいただきまして、 誠にありがとうございます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□■ パ ン ロ ー リ ン グ の オ ー デ ィ オ ブ ッ ク ■□□■ -◆-◇ 本 日 の 一 冊!! ◆-◇- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「本日のお薦め」は、坂口安吾の『予告殺人事件』のオーディオブックです。 (山下) この話の中で言われている予告殺人とは、 戦争での爆撃被害のことです。 爆弾焼夷弾雨霰…。 なぜ、今回この作品をお薦めするかというと、 今日が8月15日だからです。 63年前の焼跡から立ち直った、平成の現在、猛暑の日本。 オーディオブックに耳を傾けてください。 ……………………………………………………………………………………… ……………………………………………………………………………………… □ タイトル:『予告殺人事件』 ※無料試聴サンプルはこちら↓ http://www.digigi.jp/bin/showprod?c=2048007900006 □ 内容: ここで言われている予告殺人とは、戦争において使われた 原爆や空襲のことである。 「国民の楽天性はとてもアメリカの爆弾だけでは手に負えまい。」 (本文引用) アメリカと日本の風土の違いを比べ、日本が戦時中にどんな心持ちで 生活を送っていたかなど、日本人特有の性分をユーモアと皮肉を込めて描く。 □ 著者: 坂口安吾(さかぐち・あんご) 小説家。本名は炳五(へいご)。新潟市西大畑町に生まれる。 幼稚園の頃より不登校になり、餓鬼大将として悪戯のかぎりを尽くす。 1926(大正15)年、求道への憧れが強まり、東洋大学印度哲学科に 入学するも、過酷な修行の末、悟りを放棄する。1930(昭和5)年、 友人らと同人雑誌「言葉」を創刊、翌年6月に発表した「風博士」を 牧野信一に絶賛され、文壇の注目を浴びる。その後、「紫大納言」 (1939年)などの佳作を発表する一方、世評的には不遇の時代が続いたが、 1946(昭和21)年、戦後の本質を鋭く把握洞察した「堕落論」、「白痴」の 発表により、一躍人気作家として表舞台に躍り出る。戦後世相を反映した 小説やエッセイ、探偵小説、歴史研究など、多彩な執筆活動を展開する一方、 国税局と争ったり、競輪の不正事件を告発したりと、実生活でも世間の注目を 浴び続けた。1955(昭和30)年2月17日、脳溢血により急死。享年48歳。 小説の代表作は「紫大納言」「真珠」「白痴」「桜の森の満開の下」 「夜長姫と耳男」など。エッセイの代表作は「FARCEに就て」 「文学のふるさと」「日本文化私観」「堕落論」「教祖の文学」など。 (青空文庫より) □ 商品詳細 [ダウンロード版] MP3 約6分 1ファイル 525円 (税込) http://www.digigi.jp/bin/showprod?c=2048007900006 □ 底本:「坂口安吾選集 第十巻エッセイ1」講談社 1982(昭和57)年8月12日第1刷発行 底本の親本:「東京新聞」 1945(昭和20)年8月12日号 初出:「東京新聞」 1945(昭和20)年8月12日号 ※ インターネットの図書館 青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/) ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□ 【制作部雑記】 玉音放送...。o○...。o○ ...。o○...。o○ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□ 8月6日広島、8月9日長崎。ソ連参戦もあり、 15日「終戦の詔勅」が発せられ、日本は無条件降伏、終戦に。 天皇が詔書を朗読したものをレコード盤に録音させ、 ラジオで放送。これまで一般には誰も聞いたことがなかった 天皇の肉声(玉音)が電波に乗って放送された。 1945年(昭和20年)、今から63年前の話である。 日本史では、近代と現代の区切りとなる年でもある。 63年経った今、世界は平和になったのか…。 『戦争を知らない子供たち』 戦争が終わって僕等は生まれた 戦争を知らずに僕等は育った おとなになって歩きはじめる 平和の歌をくちずさみながら 僕等の名前を覚えてほしい 戦争を知らない子供たちさ 若すぎるからと許されないなら 髪の毛が長いと許されないなら 今の私に残っているのは 涙をこらえて歌うことだけさ 僕等の名前を覚えてほしい 戦争を知らない子供たちさ 青空が好きで花びらが好きで いつでも笑顔のすてきな人なら 誰でも一緒に歩いてゆこうよ きれいな夕陽の輝く小道を 僕等の名前を覚えてほしい 戦争を知らない子供たちさ 作詞:北山修 作曲:杉田二郎 編曲:馬飼野俊一 「戦争を知っている大人たち」、 「『戦争を知らない子供たち』を知っている自分たち」、 「『戦争を知らない子供たち』を知らない子供たち」、 が混在する現在。 何が語り継がれ、何を語り継ぎ、何を学んできたのか。 何を学んでいくのか。 今も世界のどこかで戦争が行われている。 世界で唯一、核戦争後の社会である日本だからこそ 発信できる何かがある気がする。 それを考えなくてはいけない。 忌野清志郎氏がボブ・ディランの『風にふかれて』を 日本語訳で歌ってくれている。 どれだけ遠くまで歩けば大人になれるの? どれだけ金を払えば満足できるの? どれだけミサイルが飛んだら戦争が終わるの? いつまで追っかけられたら静かに眠れるの? どれだけテレビが歌えば自由になれるの? いつまでニュースを見てたら平和な日が来るの? どれだけ強くなれたら安心できるの? どれだけ嘘をついたら信用できるの? いつまで傷つけ合ったら仲良くできるの? どれだけ風が吹いたら解決できるの? どれだけ人が死んだら悲しくなくなるの? どれだけ子供が飢えたら何かが出来るの? その答えは風の中さ 風が知ってるだけさ 「『戦争を知らない子供たち』を知っている自分たち」が、 風の中に答えを見つけなければならない役回りにある気がする。 8月15日に、ピース&ラブを希求しながら…。 ・……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……・ 「こんな本をオーディオ化して欲しい」 「こんなインタビューが聞いてみたい!」 「ぼくの本・ブログをオーディオ化して欲しい」 オーディオブックに関するお問い合わせ・ご要望は。 パンローリング株式会社 マルチメディアコンテンツ制作部 http://www.digigi.jp/ info@digigi.jp ※ 本メールマガジンを今後、配信不要とされる場合は、誠にお手数ですが、 http://www.digigi.jp/bin/mainfrm?p=mailmag/index から 解除をお願いいたします。 ------------------------------------------------------(C) Pan Rolling |